D&D 5th edition Player's Handbook
初回出荷には間に合わなかったけど、今回は珍しくAmazonが良い仕事をして結構早く届いた。
Basic Ruleと同じ版なので被るところもあるけどPlaytest版からの変更点のおさらいなど
ルールシステム
- クリティカルヒットはその攻撃で使用するダメージダイスを全て2回振って合計する。固定値のボーナスは倍にならない
- 突撃は専用の特技を取得した場合にのみ使用できる特別なアクションになった
- 撤退アクションはそのターンの間機会攻撃の発生を抑制する
ボーナスアクション
各ラウンドに各クリーチャーに与えられるアクションとリアクション各1つの他に何らかの行動を許す効果が「ボーナスアクション」のルール用語で定義された。
各クリーチャーは各ラウンドに1回のみボーナスアクションを得ることができる。
攻撃回数を増やす系の特徴や効果はそれが元のアクションの一部として増える(前衛系の複数回攻撃など)のか、ボーナスアクションとして攻撃ができる(その他の殆ど)のかには注意が必要。
クラス
バーバリアン
- 再び激怒中に物理ダメージへの耐性がつくようになった
- クリティカルヒット時に振るダイスが増える
- 昔ファイターに設定されていたHPが0になった際にセーヴに耐えるとHP1で食いしばる能力が追加
- アーキタイプは「バーサーカー」と「トーテムウォーリア」
- バーサーカーは激怒中にボーナスアクションとして追加攻撃を得るが、激怒の終了時のペナルティが負のレベルにまで増える
- トーテムウォーリアは熊、鷲、狼いずれかの祖霊の力を得る。プレイテストより祖霊の種類が減った
バード
- クレリックやウィザード同様9レベル呪文を覚えるフルキャスターになった。呪文リストは相変わらずしょっぱい。ヘイストもフライも無くなった……。
- 呪芸は劇的に弱体化。伝統のいわゆる勇気鼓舞の呪芸が無い。その代わり起動はボーナスアクション
- アーキタイプは「伝承の学院」と「勇気の学院」
- 伝承の学院は呪芸と魔法能力を強化。任意のクラスの呪文リストからボーナス呪文を取得する特徴などがある
- 勇気の学院は軍用武器への習熟と複数回攻撃
- なんかクレリックの変種っぽい立ち位置になりそう
クレリック
- 領域は知識、生命、光、自然、嵐、騙し、戦の7つ。ウィザードについでアーキタイプ数が多い
- 聖カスパートのクレリックの推奨領域が知識なのが吹く
ドルイド
- 自然の化身が2レベル時から2回/休息で使えるようになったが、変身先の動物にレベルキャップが設定された。
- アーキタイプは「大地のサークル」と「月のサークル」
- 大地のサークルは呪文能力の強化。クレリックの領域相当の追加呪文とウィザード相当の呪文スロット回復能力など
- 月のサークルは自然の化身の強化。自然の化身の使用がボーナスアクションになり、変身先の動物の選択肢が大幅に強化される。レベルによりエレメンタルにも変身できるように
ファイター
- 底力の起動がボーナスアクションになった
- アーキタイプは「チャンピオン」「バトルマスター」「エルドリッチナイト」
- チャンピオンは武器のクリティカル可能域が広がる
- バトルマスターは各種戦技を獲得する。直前のプレイテスト版より戦技の種類が増えた。プレイテスト中に消えた戦技がだいたい全部揃った感じ。一方で、戦技の使用回数である卓越ダイスが休憩を完了する以外の方法では回復しなくなったり、戦技の成否は相手のセーヴの結果によるようになった。
- エルドリッチナイトは4レベルまでのウィザード呪文を限定的に取得する魔法剣士。序盤は無双できそうだけど、中盤以降の伸びしろがあまり無い気がする
モンク
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