今回購入したMacBookPro(Mid 2010)は、カタログスペック上は以前使っていたMacBook(Early2008)の倍は速いはず (実際xBenchの結果では、全てのスコアが2.5倍相当、OpenGLに至っては20倍近い差が出ている)なのだけど、 普段の使用では劇的に速くなった感触はない。
特にアプリの起動が、店頭で触ったiMacよりも劇的に遅い。となるとボトルネックは2.5" 5400rpmというHDDにあるに違いない。
ちなみに、それでも旧MacBookの160GBドライブとMacBookProの500GBドライブでは倍ぐらいの性能差はある。
そんな訳でSSDに換装する。
今回用意したSSDは A-DATA S596 128GB。
あまり予備知識はなく適当な選択だけど、
ここのレビューによるとシーケンシャルリードなら200MB/sに届くそこそこ高速なモデルらしい。
交換手順自体は取説に説明があるとおり、本体裏面のネジ10個(全て露出している)を取り外して裏蓋を開け、内部のHDDマウンタの固定ネジを2箇所外すとHDDが取り外せるので、あとはHDD本体に取り付けられた4本のネジを含めて新しいHDD/SSDに移植してやれば良い。
最後のネジ移植のためにT6のトルクスドライバを用意しなくてはならない他は、特に珍しいことも難しいところもない。……はずなのだが。
最初のネジ10個が最大の関門だった。
ネジ頭は#00ぐらいの精密ドライバのサイズなのだけど、ネジ止め剤で比較的強固に固定されているので、力の伝導の悪い精密ドライバでは全く歯が立たないのだ。
ネジ頭はかなり強固な材質のようでなめることはなかったけれど、ドライバが破損してしまった。orz
代りに用意したのは
こちら禺画像]のドライバ。
前日の悪夢が嘘のように、あっさり回転した。ユニボディモデルのMacBookの開腹を考えている人は、ちゃんとしたドライバを用意しよう。
その他は問題なく交換を完了。
元のドライブは Seagate の ST9500325ASG だった。
交換前後のベンチマーク(xBenchのディスクまわりのスコア抜粋)は
交換前
Disk Test 52.77
Sequential 114.09
Uncached Write 138.01 84.74 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 130.56 73.87 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 73.03 21.37 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 154.78 77.79 MB/sec [256K blocks]
Random 34.33
Uncached Write 11.85 1.25 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 115.51 36.98 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 66.59 0.47 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 118.25 21.94 MB/sec [256K blocks]
交換後
Disk Test 301.65
Sequential 207.63
Uncached Write 315.32 193.60 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 280.14 158.51 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 101.15 29.60 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 379.12 190.54 MB/sec [256K blocks]
Random 551.32
Uncached Write 339.36 35.92 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 431.58 138.16 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 1868.53 13.24 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 686.65 127.41 MB/sec [256K blocks]
256kシーケンシャルリードでも200MB/sにはちょっと届いていないが、それでもHDDの2.5倍程度。4kランダムリードなら30倍とか圧倒的なスコアだ。
体感速度でも、圧倒的な効果を体感。
良い買い物だった。
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